フォルス「やあ。探したよ。隣に行ってもいいかな。」
イスト「‥‥‥いいけど‥‥‥。何か用か?」
フォルス「うん。ちゃんとお礼を言っておきたくてね。」
(フォルス、座る)
フォルス「改めて言うよ、みんなを助けてくれてありがとう。」
イスト「…………。」
フォルス「昼間はバタバタしてて話せなかったけど。感謝してることを伝えたくてさ。
イストは優しいね。
口には出さなくても、結局ライたちを助けるのを手伝ってくれた。」
イスト「‥‥‥私は変化を好まない。君たちを拾ったのも気まぐれだ。
それだけのことだ。」
フォルス「‥‥‥その気まぐれに僕たちは助けられた。右も左もわからないこの世界で。
イストがいなければ、あの場で立ち尽くしていただけかもしれない。
だから、ありがとう、イスト。」
イスト「‥‥‥ああ、それで君の気が済むのであれば、その言葉は受け取っておこう……。」